(更新: ) 読了 約16分

2026年の天文イベント完全カレンダー|月食・流星群・スーパームーン

#2026年#日食#月食#流星群#スーパームーン#惑星#彗星#オーロラ

2026年天文イベントをカレンダーに一括登録

流星群・月食・日食・スーパームーンなど全41イベント(リマインダー付き)

Googleカレンダーに追加(.ics)

2026年の天文イベントは当たり年だ。3月3日に日本全国で皆既月食、8月12日にペルセウス座流星群が新月と重なり過去最高条件、12月23日にはクリスマスイブ前夜のスーパームーンが見られる。 年間の注目天文イベントを月別に整理した。


この記事は「天文カレンダー2026」の詳細記事です。

2026年の注目イベント(年間ベスト5)

順位日付イベント日本から
13月3日皆既月食 — 日本全国で全過程を観測可能見える
28月12〜13日ペルセウス座流星群 — 新月と重なり最高条件見える
312月14〜15日ふたご座流星群 — 月明かりほぼなし、絶好条件見える
412月23日年間最大のスーパームーン — クリスマスイブ前夜見える
54月4〜5日MAPS彗星の太陽最接近 — 大彗星になる可能性条件次第

日食・月食

月食

日付種類日本から時刻(日本時間)
3月3日(火)皆既月食全国で観測可能部分食開始 18:50 → 皆既開始 20:04 → 皆既終了 21:03 → 部分食終了 22:18
8月28日(金)部分月食見えない

3月3日の皆既月食は、2026年で日本から見える最大の天体イベント。月が地球の影に完全に入り、赤銅色に染まる「ブラッドムーン」が見られる。前日の3月2日にはレグルス食もあり、二夜連続の天体ショーとなる。

日食

日付種類見える地域日本から
2月17日(火)金環日食南極大陸見えない
8月12日(木)皆既日食グリーンランド、アイスランド、スペイン北部見えない

8月12日の皆既日食は1999年以来のヨーロッパ本土での皆既日食。アイスランドで約1分30秒、スペイン北部で日没約1時間前に皆既となる。

出典: 国立天文台 暦要項


流星群

三大流星群

流星群極大日出現数(ZHR)月の条件2026年の評価
しぶんぎ座流星群1月4日 6時頃120満月条件悪い(月明かり強い)
ペルセウス座流星群8月13日 11時頃100新月最高条件(月明かりゼロ)
ふたご座流星群12月14〜15日150三日月(21%)絶好条件

2026年は三大流星群のうち2つ(ペルセウス座・ふたご座)が好条件で観測できる珍しい年。

その他の流星群

流星群極大日出現数(ZHR)条件
こと座流星群4月22〜23日18良い
みずがめ座η流星群5月5〜6日50悪い(月明かり)
みずがめ座δ南流星群7月下旬25普通
オリオン座流星群10月21〜22日20普通
おうし座流星群11月上旬5〜10普通
しし座流星群11月17〜18日15普通
こぐま座流星群12月21〜22日10普通

出典: 国立天文台 ほしぞら情報、IMO Meteor Shower Calendar 2026


満月・スーパームーン

2026年は満月が13回。5月に2回あり、2回目(5月31日)がブルームーン。スーパームーンは3回

日付名称スーパームーン備考
1月3日ウルフムーン2026年最初のスーパームーン
2月1日スノームーン
3月3日ワームムーン皆既月食と同日
4月2日ピンクムーン
5月1日フラワームーン
5月31日ブルームーン月に2回目の満月
6月30日ストロベリームーン
7月29日バックムーン
8月28日スタージョンムーン部分月食と同日
9月26日コーンムーン
10月26日ハンタームーン
11月24日ビーバームーン平均より6.5%大きく、13.5%明るい
12月23日コールドムーン2026年最大のスーパームーン。8%大きく16%明るい。クリスマスイブ前夜

出典: Astronomy.com Full Moon Calendar、EarthSky Supermoon


惑星

衝(一晩中観測可能になる日)

惑星日付見え方
木星1月10日肉眼で明るく見える。13か月間で最も明るい
海王星9月25日望遠鏡が必要(等級約7.8)
土星10月4日肉眼で見える。小型望遠鏡で環も確認可能
天王星11月25日双眼鏡で確認可能(等級約5.7)

金星・水星の見ごろ

日付イベント見え方
2月19日水星 東方最大離角夕方の西空
4月3日水星 西方最大離角(2026年最大、27.8°)朝方の東空
6月15日水星 東方最大離角夕方の西空
8月15日金星 東方最大離角(45.9°)宵の明星として最高条件
10月12日水星 東方最大離角夕方の西空

惑星の接近・整列

日付イベント
2月28日6惑星整列 — 水星・金星・土星・海王星・天王星・木星が夕方の空に並ぶ。水星・金星・土星・木星は肉眼で見える
6月9日金星と木星が大接近 — 約1度以内に近づく。夕方の西空で見やすい

出典: Sea and Sky Astronomy Calendar 2026


彗星

C/2026 A1(MAPS彗星)

2026年1月13日に発見された彗星。太陽をかすめる「サングレーザー」に分類され、4月4〜5日に太陽から約12万〜19万kmの距離を通過する。

太陽接近を生き延びた場合、等級が-1以上に達し、薄明中にも肉眼で見える可能性がある。1965年の池谷・関彗星と同じグループに属する可能性が指摘されている。

ただし、サングレーザー彗星は太陽接近時に崩壊することが多く、生き延びるかどうかは不確定。

出典: Sky & Telescope、Star Walk


オーロラ

2026年の見通し

太陽活動サイクル25の極大は2024年10月頃に到達したが、「二重ピーク」現象により2025〜2026年にかけて活動が再び上昇する可能性がある。2026年は極大期の延長線上にあり、大規模な磁気嵐によるオーロラの発生は引き続き期待できる。

特に**春分・秋分の前後(3月・9月頃)**は磁気嵐が起きやすく、中緯度でのオーロラ出現の好機。

日本での観測の可能性

2026年1月20日に北海道で低緯度オーロラの観測実績がある。大規模な太陽フレアやコロナ質量放出(CME)が地球方向に発生した場合、北海道や東北地方で赤いオーロラが見える可能性がある。

  • 観測に適した時間帯: 22時〜翌2時頃
  • 条件: 光害の少ない場所、北の地平線が開けた場所
  • リアルタイム予報: NICTオーロラ・アラート

出典: Space.com Aurora Forecast 2026


その他

レグルス食(月がしし座の1等星を隠す)

日付時刻(東京)日本から
1月6〜7日(深夜)深夜九州の一部・沖縄を除く全国
3月2日(月)潜入 20:31頃 → 出現 21:35頃九州南端より南を除く全国(翌日が皆既月食)

出典: 国立天文台 レグルス食

ISS(国際宇宙ステーション)の観測

ISSは2026年も運用中。日の出前・日没後の数時間に明るい光点として移動する姿を肉眼で確認できる。

  • 観測チャンスの確認: きぼうを見よう(JAXA)、Spot The Station(NASA)

月別カレンダー

1月

  • 1月3日: スーパームーン(ウルフムーン)
  • 1月4日: しぶんぎ座流星群(条件悪い)
  • 1月6〜7日: レグルス食
  • 1月10日: 木星が衝

2月

  • 2月1日: 満月(スノームーン)
  • 2月17日: 金環日食(南極、日本から見えない)
  • 2月19日: 水星 東方最大離角
  • 2月28日: 6惑星整列

3月

  • 3月2日: レグルス食
  • 3月3日: 皆既月食(日本全国で観測可能)

4月

  • 4月2日: 満月(ピンクムーン)
  • 4月3日: 水星 西方最大離角(2026年最大)
  • 4月4〜5日: MAPS彗星 太陽最接近
  • 4月22〜23日: こと座流星群

5月

  • 5月1日: 満月(フラワームーン)
  • 5月5〜6日: みずがめ座η流星群
  • 5月31日: ブルームーン

6月

  • 6月9日: 金星と木星が大接近
  • 6月15日: 水星 東方最大離角
  • 6月30日: 満月(ストロベリームーン)

7月

  • 7月下旬: みずがめ座δ南流星群
  • 7月29日: 満月(バックムーン)

8月

  • 8月2日: 水星 西方最大離角
  • 8月12日: 皆既日食(アイスランド・スペイン、日本から見えない)
  • 8月12〜13日: ペルセウス座流星群(新月で最高条件)
  • 8月15日: 金星 東方最大離角(宵の明星として最高条件)
  • 8月28日: 部分月食(日本から見えない)

9月

  • 9月25日: 海王星が衝
  • 9月26日: 満月(コーンムーン)

10月

  • 10月4日: 土星が衝(肉眼で見える)
  • 10月12日: 水星 東方最大離角
  • 10月21〜22日: オリオン座流星群
  • 10月26日: 満月(ハンタームーン)

11月

  • 11月17〜18日: しし座流星群
  • 11月24日: スーパームーン(ビーバームーン)
  • 11月25日: 天王星が衝

12月

  • 12月14〜15日: ふたご座流星群(絶好条件)
  • 12月21〜22日: こぐま座流星群
  • 12月23日: 2026年最大のスーパームーン(クリスマスイブ前夜)
  • 12月下旬: 惑星整列(火星・木星・天王星・土星・海王星)

天体観測に役立つ機材

2026年の天文イベントを楽しむためのおすすめ機材を紹介する。

初心者向け(〜1万円)

  • 双眼鏡(8×42): 流星群・月食・彗星の観測に最適。倍率8倍・口径42mmが汎用的。Amazonで見る
  • 星座早見盤: スマホアプリ「Star Walk」「Stellarium」でも代用可能だが、暗所で紙の早見盤が便利

中級者向け(1〜5万円)

  • 天体望遠鏡(経緯台式): 月のクレーター、土星の環、木星の縞模様が見える。口径70mm以上を推奨。Amazonで見る
  • カメラ三脚+スマホアダプター: 月食・彗星の撮影に

上級者向け(5万円〜)

  • 赤道儀付き天体望遠鏡: 長時間露光での天体写真撮影に不可欠
  • 天体カメラ(CMOSカメラ): 惑星・星雲の撮影用

日食観測の必需品

  • 日食メガネ(ISO 12312-2準拠): 2026年8月のヨーロッパ皆既日食を現地観測する方に必須。100円ショップのサングラスは絶対にNG

天体観測グッズは宇宙の店(spacegoods.net)やJAXA筑波宇宙センターのUNiBO店舗でも購入可能。


スマホ・カメラで撮る天体写真のコツ

2026年の天文イベントを写真に残すための撮影テクニックを紹介する。

スマホで撮る場合

被写体撮影のコツおすすめ設定
月(満月・月食)三脚にスマホを固定。望遠レンズアタッチメントがあると◎ナイトモードOFF(明るすぎるため)、露出を下げる
流星群スマホ単体では難しい。広角レンズ+長時間露光アプリ(NightCap等)を使用ISO最大、シャッター15〜30秒
オーロラナイトモード or 長時間露光アプリシャッター5〜15秒、ISO 800〜3200
惑星(木星・土星)望遠鏡にスマホアダプターを装着して拡大撮影動画で撮影→スタッキング処理がベスト

一眼レフ・ミラーレスで撮る場合

被写体レンズ設定目安
天の川・星景広角14-24mm、F2.8以下ISO 3200〜6400、SS 15〜25秒(500ルール)、WBは蛍光灯
月のクレーター望遠300mm以上ISO 100〜400、SS 1/125〜1/500、F8〜F11
流星群広角14-24mm、F2.8以下ISO 3200、SS 15〜30秒、インターバル撮影(連続100枚以上)
皆既月食望遠200-400mm皆既中はISO 1600〜3200、SS 1〜4秒(赤銅色は暗い)

500ルール: 星を点に写すためのシャッター速度の上限 = 500 ÷ 焦点距離(35mm換算)。例: 24mmレンズなら500÷24 ≒ 20秒が上限。


日本のおすすめ天体観測スポット

光害が少なく、星空観測に適した日本の代表的な場所を紹介する。

星空の名所

地域場所特徴
長野県阿智村環境省の全国星空継続観察で「日本一の星空」に認定。星空ナイトツアーを開催
岡山県美星町日本初の光害防止条例を制定。国立天文台188cm望遠鏡がある
沖縄県石垣島・竹富町日本初の「星空保護区」(IDA認定)。南十字星も観測可能
北海道陸別町「日本一寒い町」として知られる。りくべつ宇宙地球科学館で大型望遠鏡が利用可能
鳥取県大山周辺「星取県」を標榜。鳥取市さじアストロパークに103cm望遠鏡あり
東京都奥多摩都心から2時間以内で到達できる観測スポット。月食や流星群の撮影に

主要天文台・プラネタリウム

施設名所在地一般公開
国立天文台 三鷹東京都三鷹市常時見学可(一部要予約)。4D2Uドームシアターは月2回公開
国立天文台 野辺山長野県南牧村45m電波望遠鏡。見学自由(8:30〜17:00)
仙台市天文台宮城県仙台市1.3mひとみ望遠鏡。毎週土曜に天体観望会
明石市立天文科学館兵庫県明石市日本標準時子午線上。プラネタリウム年間12万人来場
JAXA筑波宇宙センター茨城県つくば市展示館見学無料。ガイドツアーあり(要予約)

よくある質問

Q: 2026年で日本から見える最大の天文イベントは?

3月3日の皆既月食。日本全国で全過程(部分食開始〜皆既〜部分食終了)を観測できる。18時50分から始まるため、仕事帰りでも見られる好条件。

Q: 流星群を見るコツは?

  • 極大日の前後1〜2日が見頃(極大日ちょうどでなくてもOK)
  • 22時〜翌2時頃が最も多く流れる
  • 月明かりがない方角を見上げる(放射点にこだわらなくてよい)
  • 暗さに目を慣らすため、最低15分は暗い場所にいる
  • 寝転がって空全体を見るのがベスト

Q: スーパームーンは本当に大きく見える?

通常の満月より約14%大きく、約30%明るい。ただし肉眼で「明らかに大きい」と感じるのは難しく、写真で比較すると違いがわかる。地平線近くの月は「月の錯視」により大きく感じるため、月の出直後が見映えする。

Q: 天体望遠鏡なしで楽しめるイベントは?

月食、流星群、スーパームーン、惑星の整列、オーロラは肉眼で十分楽しめる。双眼鏡があれば木星の4大衛星や月のクレーターも確認できる。

あわせて読みたい

おすすめの関連グッズ

天文イベントをより深く楽しむための機材ガイド。


参考としたサイト

法人の方へ — 1ヶ月無料トライアル

法人マイページ・まとめレポートが1ヶ月無料。

続きを読むには
無料会員登録が必要です

  • 会員限定記事50本以上 — 業界分析・投資動向・衛星データを深掘り
  • リアルタイムデータ11ページ — 打ち上げ追跡・ISS位置・オーロラ予報など
  • 記事200本以上 — 宇宙ビジネス・宇宙旅行・天文を網羅
  • 完全無料 — メールアドレスのみ、クレジットカード不要、30秒で完了

メールアドレスを入力すると、確認コードをお送りします。

登録によりプライバシーポリシーに同意したものとします。

2026年の天文イベント完全カレンダー|月食・流星群・スーパームーン

法人リサーチプラン — 1ヶ月無料トライアル

まとめレポートのダウンロード・法人マイページが1ヶ月無料で使えます。

無料トライアルを申し込む 戦略レポートの詳細

会員限定の記事を無料で読む

衛星データ・防衛・海洋・投資など、業界分析の深掘り記事が会員登録(無料)で全文読めます。

登録無料・メールアドレスのみ|登録によりプライバシーポリシーに同意したものとみなします

tt